部屋干し時のエアコン設定!梅雨と季節ごとの理想を追いかけた

主婦
エアコンを使って部屋干しするのにちょうどいい設定とかあるのかな?

梅雨時期や冬など外で洗濯物を干せない場合に、部屋干しすることってありますよね?その時にエアコンを使って早く乾燥させようとして、こんな疑問が出てきませんか?

  • 除湿(ドライ)運転が最適なの?
  • 設定温度はどうすればいい?
  • 季節ごとで設定は違うの?

私は、ベランダがない部屋で一人暮らしをしていたことがあり、洗濯物を部屋干しするのが当たり前の生活をしていました。その時にいち早く乾燥させる方法や、理想の設定温度を追求したことがあるんです^^

その経験を生かして梅雨や季節ごとのエアコンの設定や、時間短縮できる方法などお伝えしていきますね。

部屋干しするときのエアコンの最適な設定

最適な設定をお伝えする前に、部屋干しをするときの大前提の話を説明しますね。
洗濯物が乾きやすい状況というものがあって、

  • 湿度が低いこと
  • 温度が高いこと
  • 風が直接あたっていること

この3つが部屋干しをする上で重要になってきます。細かく話すと、他にもいろんな条件があるのですが、かなりややこしい話になってくるので、上記の3つを土台にして考えていってください。

極端な話をすると、部屋の温度を上げれば上げるほど、湿度は低ければ低いほど乾きやすくなります。

とは言っても、エアコンの設定温度を30℃にすることはできませんよね。室内で「人が過ごす」という前提があるので、これをやってしまうと快適に過ごせない上、高い電気代を払う事になってしまいます。

快適さとコスト面を考えつつ理想を求める場合、エアコンを使って部屋干しをするときは、季節ごとに設定を変えるのが最適と言えます。

では、ここから季節ごとの理想の設定を見ていきましょう。

梅雨時期は冷房運転か除湿運転がおすすめ


梅雨時期は湿気が多く、外で洗濯物を外に干せないことが多いので、部屋干しする機会が増えると思います。その時の気温によりますが、

  • 30℃以下なら除湿運転(20℃設定)
  • 30℃以上なら冷房運転

が設定の目安になります。
部屋の湿気を下げるなら、除湿運転が最適に感じますが、エアコンの除湿運転のほとんどは、別名で弱冷房運転と言われています。実は、冷房運転と除湿運転の違いは部屋の温度変化が大きいか少ないかの違いだけなんです。また除湿能力だけを考えると、冷房運転の方が高いのが現実ですね。

除湿運転で20℃設定にしているのは、室温に近い状態の設定温度にしていると、サーモオフになって除湿を行わない場合があるからです。最新のエアコンは、再熱除湿という部屋の温度を下げずに除湿を行ってくれるのですが、この記事では再熱除湿の説明は割愛させてもらいます。気になる方はこちらの記事を参照してください。

エアコン除湿の電気代と種類を比較!プロが教える湿度を管理する方法

2019.09.15

夏は冷房運転で室温28℃が理想


夏にエアコンを使うときは冷房で設定温度は26〜27℃にして、室温が28℃になるように調整してみてください。人が部屋で過ごす前提で考えた場合、室温28℃は快適に過ごせる気温の上限値になります、また電気代の節約になる目安になる数字でもありますね。

エアコンのみで部屋の温度管理をした場合、冷たい空気は下に、温かい空気は上に溜まり、温度のムラができてしまします。それを防ぐために、扇風機やサーキュレーターを天井に向けて、部屋全体に空気を循環させてください。

室温のムラがなくなり快適さがアップし、エアコンも無駄な電気を使わずに節電につながります。さらに空気を循環させているので、洗濯物の乾きも早くなりますよ。

冬は暖房運転で室温20℃が理想


暖房運転の温度設定は、快適さ・電気代・洗濯物の乾きやすさを考慮した上で、20℃設定が理想になります。冬は空気が乾燥する時期なので、洗濯物を部屋干しすると、水分が蒸発するときに加湿器がわりに部屋の湿度を上げてくれるので乾燥対策にもつながります。

また、室温のムラは必ず起きるので、扇風機やサーキュレーターは併用したいところですね。使い方は夏の時と一緒で大丈夫ですよ。

エアコンと一緒に併用したい便利グッズ

エアコンで部屋干しをするときに、一緒にあると便利なグッズをいつくか紹介していきます。乾燥時間を短縮することができるものばかりなのでチェックしてみてくださいね。

湿度計は絶対必要


(クリックで楽天市場に飛びます。以下画像も同様です。)

年中部屋干しをしていた私の意見としては、湿度と温度は常にチェックできた方が便利です。部屋干しは洗濯物の量や時期によって湿度がかなり上昇します。

60%を超えると、空気中の水蒸気が飽和してしまってエアコンを使っても洗濯物は乾きにくくなっていきます。上で紹介しているような、温度、湿度、時間が見れるものが使い勝手も良くておすすめですね。

私は一人暮らしの最初の頃は、湿度計は必要ないと思っていたのですが、そのせいでクローゼットの中や、壁にカビが発生して大変な目にあったことがあるので同じ目に遭わないように気をつけてください。

扇風機とサーキュレーター


どちらも部屋の空気の流れを作るのに役立ちます。扇風機は直接洗濯物に風を当てるように使い、サーキュレーターは部屋の温度のムラを無くすために、上空に向かって回してあげると、空気の流れができて洗濯物の乾燥に役立ちます。

エアコンハンガー


アイデア商品でこんなものも売っていました。エアコンの風を直接当てることができるので洗濯物の乾燥時間短縮に繋がります。

エアコン本体に引っ掛けるだけで設置できて、収納もコンパクトになるのはかなりポイントが高いです。デメリットは、洗濯物の干せる量が少ないことですね。

扇風機かサーキュレーターを持っている場合は、エアコンの風と反対側からに風を当てるようにすると、さらに時間を短縮して乾かすことができますよ。

除湿機を使う


部屋の湿気を取りながら温風を洗濯物に当てることができるので、乾燥時間はかなり短くなります。私は部屋干しをするときは必ずと言っていいほど使っていました。

部屋の湿度を確実に下げてくれるので、日当たりの悪い部屋に住んでいる場合は、ほぼ必須アイテムになるかと思います。

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部屋干しをするときの注意点


部屋干しは場所によって乾燥時間が長くなったり、湿度が上がりすぎるとカビが発生する原因になります。そうならないためのちょっとしたコツや注意点をいくつか説明していきます。

部屋の湿度が高い場合は換気をする


部屋の間取りにもよりますが、締め切って部屋干しをする際には湿度が上昇しすぎないように注意してください。

湿度が60%以上になるとエアコンを使っても扇風機を使っても洗濯物は乾きにくくなります。また湿度が上がりすぎるとカビの原因にもなり、ダニが活発化してしまうので衛生的にも良くありません。乾かす時間が5時間以上になると雑菌が繁殖して臭いの元になってしまいますよ。

洗濯物同士の間隔をあけ、薄い服と厚い服は交互に干す

洗濯物の間に風の通り道を作ることで、満遍なく乾かすことができます。また、乾きやすい服を間に挟むことでさらに風通しが良くなります。干す時は少し手間ですが、時間短縮につながります。

大きな洗濯物は二つ折りにしない

バスタオルなどの大きな洗濯物は通常半分に折って干すと思いますが、端っこを洗濯バサミでつまんで干すことで乾燥時間を短縮することができます。ただし干せるだけのスペースを確保するのがちょっと難しいかもしれませんね。

洗濯物に風を直接当てる

前述していますが、扇風機、サーキュレーター、除湿機などで直接風を当てれば、乾燥時間の短縮になりますよ。そういう意味ではエアコンハンガーも同じ意味合いの商品になりますね。

一度の洗濯物の量を減らす

洗濯物が多い場合は2回に分けて洗った方が効率がいい場合もあります。部屋干しのメリットは天候を気にすることなく干せる点です。それを最大限生かしてこまめに洗濯をするのも良いと思いますよ。

窓際には洗濯物を干さない

梅雨と冬時期は特に注意して欲しいのですが、カーテンレールにハンガーをかけて洗濯物を干すと、窓際の湿度が上がって結露やカビの原因になってしまいます。また洗濯物の乾燥時間も長くなるので、デメリットしかない干し方になります。

脱水時間を長くしてみる

洗濯機を回す段階で、脱水の時間を長くすると、洗濯物自体の水分が減るので、乾かす時間を短縮することができます。デメリットとしては、洗濯物にシワが残りやすくなってしまいます。

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最後に

季節ごとのエアコンの設定を見てきましたが、エアコンを使わない春や秋に部屋干しをするなら、扇風機やサーキュレーターで部屋の換気をしながら乾かすと時間を短縮して乾かせます。きちんと部屋の空気を動かしてあげるのがコツですね。

季節ごとのエアコンの設定を見てきましたが、あくまで理想なので、暑がりの人や寒がりの人で、多少の誤差が出るのは目安として考えてもらえると良いかもしれませんね。

エアコンの設定
  • 春と秋は扇風機やサーキュレーターを使う
  • 梅雨時期は冷房運転か除湿運転(20℃設定)
  • 夏は冷房運転(室温28℃)
  • 冬は暖房運転(室温20℃)
一緒に併用したい商品
  • 湿度計
  • エアコンハンガー
  • 扇風機
  • サーキュレーター
  • 除湿機

私のように日当たりの悪い部屋の場合は、除湿機の購入をおすすめします。カビが発生すると、健康被害にもつながりますし、クローゼットの中の服もカビて着れなくなったりしますよ。

ここで紹介した方法を全て取り入れる必要はないかもしれませんが、適材適所で自分に合った方法を探してみてくださいね。

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