夏が近づいてくると、蚊はどこからともなく部屋に入ってきませんか。私の家は時期になると外に出るのが嫌になるぐらい、庭に蚊が大量に発生します。
以前は、網戸の状態で窓を開けていると「網の目をすり抜けてきたの?」と思うほど部屋の中に侵入してきてかなり困っていました。
「もしかして網戸自体に問題があるの?」
「網戸の網をすり抜ける原因があるの?」
こんなに蚊が入ってくるのはおかしい!と思い、原因を調べてみたところ蚊が網戸を通り抜けてくるポイントや、侵入させないための方法を知ることができました。
この記事では、蚊を部屋に入れない対策を徹底的に紹介していきたいと思います。
まずは、網戸から蚊が侵入してくる原因から見ていきましょう。
蚊が網戸を通り抜ける5つの原因
網戸は本来は換気で窓を開けた時に、虫などの害虫の侵入を防ぐためのものです。ただし、使い方を違ったり、網戸自体に問題があった場合は、隙間から蚊や虫が侵入してくる可能性があります。
- 網戸と窓の位置がずれている
- 網戸が劣化している
- 網戸に穴が空いている
- 網戸が傾いている
- 網戸のモヘアが減っている
上にあげたものは、全て網戸に隙間ができる原因です。では一つずつ詳しく見ていきましょう。
網戸と窓の位置がずれている
上の図を見ると分かりますが、窓ガラスを中途半端な状態で開けていると、網戸と窓ガラスの枠に隙間ができてしまい、蚊や虫が侵入してきます。
網戸が劣化している
網戸は紫外線や雨風の影響で少しずつ劣化していきます。張り替えの目安は10年と言われていますが、触ってみて、弾力がなかったり、破れそうな状態の時のは、見えない場所に穴が空いている可能性もあり、その隙間から蚊や虫が侵入してきます。
ちなみに私の部屋の網戸は約30年経っていて、触るとボロボロ壊れる状態でした…
網戸に穴が空いている
網戸は火に弱く、タバコの火がちょっと触れただけで、穴が空いてしまいます。そのままにしていると、蚊や虫が侵入してきます。
また、網を抑えるゴムが劣化してくると、網戸の端が外れてしまう場合もあります。
ゴムが劣化しているときは、網戸ごと交換しなくてはいけません。
網戸が傾いてる
網戸は年月が経つと、枠のバランスが崩れ、傾いてしまうことがあります。
引用元:網戸の歪みや原因は?
特に大きい網戸に起こりやいのですが、網戸を閉めた時に隙間ができて、そこから蚊や虫が侵入してきます。
網戸のモヘアが減っている
網戸と窓のサッシの間には、網戸がスムーズに動くために、ほんの少し隙間があいています。そこを上手に埋めているのが、モヘアと呼ばれるふさふさした毛です。
モヘアは、開け閉めが多かったり年月が経つと、徐々に減ってきて、隙間ができて蚊や虫が侵入する原因になります。
ここまで網戸から蚊が侵入する原因を徹底的に見てきました。次の章からそれらの対策を説明していきますね。
蚊が網戸から侵入しないための対策
蚊や虫が網戸から侵入してくる原因が分かったところで、それらを順番に対策していきましょう。
網戸と窓ガラスの正しい位置
YKKのホームページには、網戸の使い方が詳しく書かれています。
網戸の位置は、右側にして、左側の窓は動かさないで使うのが良いとされています。
図で見るとよく分かりますが、網戸と窓ガラスのサッシに隙間ができないように使用すれば、蚊は侵入できません。
網戸自体に原因がなくて、蚊や虫が侵入してくる場合は、チェックしてみてください。
網戸の網を張り替える
網戸が古くなって網自体が歪んでしまうと、その隙間から蚊が侵入してくるので、網自体を交換する必要があります。網戸の交換道具はホームセンターですべて揃えることができます。
- 張り替えネット
- 網押さえゴム
- クリップ2個
- ゴム押さえローラー
- マイナスドライバー
- 専用カッター(カッターまたはハサミでも可能)
交換の際に気をつけるポイントは、
- 網戸のメッシュの細かさ
- 網押さえゴムの大きさ
こちらの二つになります。
メッシュのサイズは24メッシュ以上がおすすめです。(小さな蚊が通り抜けられない目の大きさです)。ゴムの大きさは、自宅の網戸のゴムを外してお店で見比べるのが一番確実ですね。店員さんに渡して選んでもらいましょう。
事前に調べるのを忘れた場合や、ゴムが痩せてしまって大きさを選びきれない場合は、ゴムの大きさを変えられるものを購入するのが無難ですね。
網戸の穴を補修する
網戸にできた小さな穴は、張り替えるにはちょっと勿体無いですよね。そんな時は部分補修する方法があります。
100均でも売られているようですが、私が探したお店では見つけられませんでした。ネットやホームセンターで約300円で購入できます。
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シールタイプなので、誰でも簡単に補修することができますよ。
網戸の傾きをチェック
網戸が傾いてどうしても隙間が出てきしまう場合は、戸車という場所を調整して隙間を直すことができます。プラスドライバーで調整するだけなので試してみてください。
分かりやすい動画を見つけたので一緒に添付しておきます。
網戸のモヘアを新しくする
ホームセンターの網戸コーナーに行くと網戸用の隙間テープ(モヘア)が売られています。これを網戸に再度貼り直しましょう。
モヘアの毛の長さはいくつかあるので、事前に隙間の大きさを調べて、窓と網戸のサッシの隙間にちょうど良いものを選んでください。
これで網戸から蚊や虫が侵入してくることはほぼありません。ですが蚊はちょっとした隙間からも侵入してきます。次は網戸以外からの侵入経路をチェックしましょう。
網戸以外からの蚊の侵入経路と対策
ここからは網戸以外からの侵入経路を徹底的に解説していきます。以外と見逃しがちな場所もあるのでチェックしてみてください。
換気扇
換気扇に防虫ネットのような網がないタイプは隙間から蚊が侵入してくる可能性があります。対策をするなら、
- 換気扇を24時間つけっぱなしにする。
- 防虫ネット(網戸の余った部分でも大丈夫)で蚊の侵入を防ぐ
などの方法が効果的です。24時間換気の電気代は月に100円程度です。これで蚊の侵入が防げるなら安いかなと個人的には思います^^今すぐ実行できるのも嬉しいですね。
エアコンダクトの隙間
エアコンダクトに隙間が空いている場合は、そこから蚊が侵入してくる可能性があります。大きさによってはコウモリやゴキブリの侵入経路にもなるので、もし隙間があるようなら塞いでしまいましょう。
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対策するなら隙間パテを使うのがおすすめです。粘土のように形を自在に変えられるので、隙間に埋め込んでしまいましょう。
玄関
蚊が一番活発に活動するのは25℃〜30℃です。夕方から夜の時間帯、特に気をつけたいのが帰宅時です。
- 入り口の開閉と一緒に侵入してくる
- 衣服にくっついたまま入ってくる
玄関には、事前に蚊除け対策をしておくのが良いでしょう。(キンチョウリキッドなどの設置タイプ)
蚊の対策グッズについては次の章で詳しく説明するので参考にしてみてください。
蚊を侵入させないための厳選グッズ
ここからは、蚊が侵入してこなグッズををいくつか紹介していきます。部屋に設置するタイプと、お出かけ用に自分の服や肌にスプレーするタイプがありますよ。
ハッカ油
ハッカ油を使った蚊の対策は、メディアでも取り上げられた方法で、足首や手首にスプレーしておくと、蚊が寄ってこなくなります。
野外に出かける際は一本は持参しましょう。揮発性が高いので、こまめにスプレーする必要があります。
ハッカスプレーを作る方法
ドラッグストアで販売されているハッカ油の精油で、スプレーを作る場合の割合になります。
- ハッカスプレー100ml
- スプレーボトル
- 無水エタノール 10ml
- ハッカ油 10〜20滴
- 水(水道水または、精製水)90ml
精製水を使う場合は、冷蔵庫に保管してください。1週間での使い切りが目安になります。水道水で作る場合は塩素が含まれている分、長持ちします。
ミント
ハッカ油はハッカ草(ミント)から抽出したものですが、自宅でミントを育てるのも良いですね。ミントはかなり強い植物なので、一度育ってしまえば、あまり手を加えなくてもスクスクと育っていきます。
私の自宅でも、よく開ける窓の下にミントを育てていますが、蚊が入ってきたことはほとんどありません。
フマキラースキンベープミスト
ネットで検索しても上位にランクインする、お出かけ用のスプレーです。
私もドラッグストアで店員さんにオススメされて、実際に使ってみましたが、他のスプレーよりも効き目が良い気がします。若干刺激があるので、肌が弱い人は直接スプレーしない方が良いでしょう。
蚊がいなくなるスプレー
こちらは部屋で使う用です。
ちなみに、私が部屋で一番使っているのはこのスプレーです。一日ワンプッシュで、蚊や小さい虫はほぼ侵入してきません。
電気も使わず、小さいスプレーでワンシーズン持つので、コストパフォーマンスもかなり良いです。
キンチョウリキッド(水性タイプ)
水性タイプの良いところは、本体が薬剤でベタベタにならないことですね。一日12時間使用しても60日使えるので、こちらもコストパフォーマンスはかなり良いです。
無香料なので、ニオイも気になりません。
最後に
網戸の使い方や隙間のポイントを知ることで蚊の侵入を防ぐことができます。冒頭でも言いましたが、私の家の庭は手入れをする人がいないので、夏場は外に出るのが嫌になるぐらい蚊が大量発生しています。
あまりにひどい時は蚊が発生する元を断つのも手です。方法はまた別な記事で紹介させてください^^
では最後にこの記事のおさらいをしておきましょう。
- 網戸と窓の位置によって隙間ができる
- 網戸の網が劣化している場合は張り替えが必要(耐用年数10年)
- 網戸の小さい穴は、補修シールで直せる
- 網戸が傾いている場合は、戸車を調整して直せる
- 網戸のモヘアが減っている時は交換する
- 換気扇やエアコンのダクトに隙間がある場合はしっかりと塞ぐ
- 帰宅時に入り口から蚊が侵入してこないように、蚊が嫌がるグッズを玄関に設置する
夜の眠りを妨げられないようにきっちり準備をしておきましょう。