サウナ室の中は高温で乾燥した場所なので、サウナハットで髪の毛、頭皮を守りたい人は帽子をかぶってサウナに入ります。ただし
「自分はまだサウナに通い続けるかわからない」
「周りで被っている人がいない」
「荷物が増えるのが嫌」
などの理由でサウナハットを敬遠している人もいます。私もサウナハットを買おうか迷っていたのですが、サウナーの友人に相談したところ、サウナハットの良い点、悪い点、選ぶならどんなサウナハットがいいのか詳しく教えてもらいました。
SNSや自分で体験した情報も踏まえてまとめたのでサウナハットを検討している人は参考にしてください。
目次
サウナハットを被る目的とメリット
サウナハットは被ることで5つのメリットがあります。
- 頭皮の乾燥を防止する
- 耳が痛くならなくなる
- 髪の毛のパサつきを防止する
- のぼせにくくなる
- 視界を塞いで自分の世界に入れる
それぞれ詳しくみていきましょう。
頭皮の乾燥防止、髪の毛のパサつき防止
ドライサウナの空間は高温で乾燥しているのが特徴的です。サウナ室に入る前に体と髪の毛を洗い、綺麗になった状態で入りますが、髪の毛は濡れた状態が一番ダメージを受けます。
髪の毛が濡れた状態でサウナに入ると、髪の毛は熱でダメージを受け、頭皮は乾燥してフケの原因になります。サウナハットを被ると、頭皮は乾燥から守られ、髪の毛のダメージも最小で抑え得ることが可能です。
耳が痛くなくなる
サウナ室で耳が痛くなる人がいます。私自身は痛くなったことはありませんが、サウナハットを耳まで深く被ることで、耳の痛みを軽減することができると言われています。
耳を塞ぐのでテレビの音も聞こえにくくなり、自分自身の呼吸や脈拍に集中することができます。
のぼせにくくなる
サウナ室は上段ほど温度が高くなります。頭の位置は体で一番高い場所にあるので当然一番熱を帯びやすくなります。しかも脳みその半分以上は脂肪でできていて、熱に弱い性質があるので、頭が熱くなるとボーッとしてしまい危険です。
視界を塞いで自分の世界に入れる
大きめのサウナハットは視界を塞ぐことができるので、周りの利用者もテレビも時計も全て隠すことができます。自分に集中して瞑想状態を作りたい人にはおすすめです。
サウナハットの使い方
サウナハットの使い方はサウナ室で被るだけです。被る前に身体の水滴はタオルで拭き取り、髪の毛もタオルドライしておくと良いでしょう。
私はハゲたくないので身体を洗ってシャンプーをした後に一度脱衣所に戻り、髪の毛を乾かしてからサウナに入るようにしています。
髪の毛は濡れた状態が一番ダメージを受けやすいと言いましたが、乾いた状態の髪の毛ならキューティクルも閉じているので痛みにくくなります。
サウナハットは濡らした方が良いのか?
これは諸説あるようで、サウナハットの中には水で濡らして絞ってから使うと頭を冷やせて良いと言っているものもあります。
私の体験的には乾いた状態のサウナハットの方が断熱性が高くてのぼせにくい気がしました。サウナハットを濡らしてしまうと、サウナ室で温度が上がった時にすぐに蒸れてしまいサウナハット自体の温度が上がりやすい気がしました。
水風呂、外気浴の時は外すのか?
これも人によりますが、どちらでも良い気がします。サウナ施設の中にはサウナハットを掛けておける場所があるので基本的には水風呂前にそこにかけると便利です。サウナハットは目隠しにも使えるので外気浴の時に使っている人もいますよ。
私的にはそのまま水風呂、外気浴まで付けっぱなしで再びサウナに入るのが当たり前になっています。理由はデメリットの方で後述します。
サウナハットの選び方とお手入れ方法
サウナハットは素材や見た目の特徴など様々な種類が販売されています。ではどのサウナハットを使うのがいいのか選び方の基準をまとめました。
洗濯 | お手入れ | 価格 | |
タオル生地 (パイル生地) |
◎ | 毎回 | 1,500円〜 |
コットン、リネン (天然素材) |
○ | 毎回 | 2,000円〜 |
ナイロン、ポリエステル (化学繊維) |
◎ | 毎回 | 980円〜 |
フェルト (羊毛) |
× | 汚れてきたら 手洗い |
390円〜 |
タオル生地の特徴
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一般的に家で使うタオルと同じ生地のことです。肌触りが良い、吸水性が高い、乾きやすい、断熱性はあまり高くありませんが、タオルの厚みがあると断熱性が上がります。
コットン、リネン(天然素材)の特徴
肌や髪への刺激が少ない、柔らかく折りたたんで持ち歩くことが可能。洗濯不可のものもあるので購入前に洗濯タグを確認しておきましょう。
ナイロン、ポリエステル(化学繊維)の特徴
撥水性、耐久性、UVカット機能付き、薄手で軽い、断熱性もある、乾きが早い、中綿が入っているものが特に断熱性が高いので選ぶ際は中綿があるか確認しましょう。
フェルト生地(羊毛)の特徴
羊毛の生地をプレスしてハリのある生地にしたもの。断熱性、耐久性、吸水性が非常に高い、消臭、防臭機能もある、硬いので形状が崩れにくい。ネットショップ内では格安で販売されている
結局どれを選ぶべきか
あくまでも個人的な意見になりますが、タオル生地、フェルト生地のサウナハットは私なら選びません。理由は、タオル生地のサウナハットを被るならタオルで代用できてしまいます。
フェルト生地のサウナハットは安くて購入しやすいのですが、手洗いが面倒で使わなくなりそうです。結局めんどうな手入れをするよりも、毎回洗濯してちょっと雑に扱える方が自分の性格に合っています。
なので私的にはナイロン、ポリエステルのサウナハットで中綿があり断熱性が高いものを購入します。形や好みもあるので参考にしてください。
サウナハットのデメリット
サウナハットにもデメリットはあります。私が水風呂と外気浴の時にサウナハットを取らない理由もその一つです。
盗難のリスクがある
実際に盗難にあったという話は自分の周りにはありませんが、確率は0ではないです。サウナーの中にそんなことをする人はいないと思いたいです。
「もしかしたら自分のサウナハットが盗まれるかも・・・」
と考えていたら、サウナに集中できなくて楽しめませんよね。なので私はサウナハットはかぶったままなんです。
間違って他の人が持っていく、自分が間違う可能性も
盗難するつもりがなくても、自分のサウナハットと他の人のサウナハットが同じような形と色をしていた場合に知らずに間違って持っていく可能性もあります。
誰が持っていったかすぐにわかればいいですが、わからないとショックですよね。もしかしたら自分が持っていく側になる可能性もあります。
盗難、間違いを避けるために
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盗難のリスクを避けるなら手元に置いておくのが一番ですね。持ち歩くのがめんどうなら吸盤をサウナハットにつけて壁などに貼り付けておくと便利ですよ。
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またピンバッジ、アクセサリーをサウナハットに付けておくと目印になって間違えなくなります。ポイントは邪魔にならない、熱さに強い、重くならない。
サウナハットが禁止の場合は
施設によってはサウナハットが禁止の場合があります。私の地元は今のところ禁止の場所はないので気にせずに使うことができますが、一番有名な場所で静岡県のサウナしきじですね。天然の湧き水を使った水風呂が有名で、サウナハットから落ちるフェルト生地が水を汚してしまうので禁止になっていると言われています。
自分が行くサウナは事前に調べておくと良いですよ。
サウナハットがいらない人の特徴
サウナハットが必要ない人やいらない人も中にはいます。
- 髪の毛、頭皮のダメージを気にしない人
- サウナ室で悪目立ちしたくない人
- 荷物を最低限にしたい人
- サウナハット をタオルで代用する人
私が通っているサウナでは2割がサウナハット、3割がタオル、5割がそのままサウナに入っています。サウナで髪の毛、頭皮のダメージを気にしない人は毛量が多い人か、すでに薄くなってる人が多い気がしますね。
私はすでに薄くなり始めているので、頭皮と髪の毛は絶対守りたい派です。なのでタオルかサウナハットは必須です。
施設によっては全くサウナハットを見かけない地域もあるもしれません。その中で自分だけサウナハットを被るのはちょっと勇気が必要な場合もあります。
サウナハットの敷居が高いと感じている人は、まずはタオルで代用して慣れてきたら購入を検討すると良いと思います。私も基本はタオルで代用すれば問題ないと思っています。タオルで代用する場合はこちらの記事も参考にしてください。
最後に
サウナハットの使い方や選び方のポイントを解説していきました。
- 頭皮、髪の毛の乾燥防止
- 耳が痛くなくなる
- のぼせ防止
- 視界を塞いで自分の世界に入れる
- 盗難のリスクがある
- 人のものと自分のものを間違える可能性がある
- 持ち歩くのが面倒くさい
サウナハットの選び方でフェルト生地は一番断熱性が高いが洗濯できないので、タオル生地、天然素材、化学繊維の素材の中から気に入ったものを選ぶと間違いがないかと思います。
サウナハットの良い面と悪い面を考慮した上で、自分に合った使い方をアレンジできるとさらにサウナが楽しくなると思いますよ。