朝サウナの入り方は目的が違う!正しい入浴法と良い点悪い点を解説

ハブオ
朝にサウナに入ると何がいいの?
友人
個人差はあるけど体と脳を強制的にオンの状態にすることができるよ

サウナが人気になって朝に入る人も増えてきた気がします。サウナーの間では朝ウナ(アサウナ)と呼ばれているとか。

仕事前の朝ウナは脳をスッキリさせてパフォーマスを上げてくれアイディアなどが浮かびやすくなるとも言われています。

私自身もサウナに興味を持って通うようになり少なからず良さを体験した一人ですが、朝のサウナは縁がなく今まで行ってませんでした。でも朝サウナは良いと友人からも言われ、実際に体験してみて分かった点があるので、良い点や悪い点、注意点などをまとめました。

サウナーの友人の意見や、書籍から得た知識などを元に解説していくので参考にしてください。
参考書籍

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ハブオ
日本サウナ協会理事で現役のお医者さんが書いた本です。サウナの効果を科学的に解説しているのでとても為になりますよ。

朝サウナに入る目的

朝にわざわざサウナに入る人はある目的を持って入っています。それは

体と脳を起こしてオンの状態に持っていくこと

寝起きは副交感神経優位で頭がボーッととしていることが多いです。すぐに目が覚めて活動できる人は問題ありませんが、朝からトップギアで活動したいと思っている人に朝サウナはおすすめです。

ハブオ
私も実際に試してみましたが、個人的に超おすすめです。サウナのセット数を短めにすることで30分程度でサウナに入れて、体がオンの状態になった気がしました。
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朝サウナの入り方はサクッと

朝に入るサウナは仕事終わりや寝る前に入るサウナとは全く違います。
サウナはいつもより短め、水風呂も短め、外気浴にいたってはほぼ無しです。目的はリラックスではなくリフレッシュですね。

サウナ室の入り方(5〜6分)

入る前に水分補給をしておくのは朝も夜も変わりません。身体を洗ってきれいにしておくこともマナーの一つです。

サウナ室には約5分程度入りましょう。体から汗が出てくればもう十分です。我慢して入るというよりちょっと物足りないかもと思う程度が良いでしょう。

短時間で入る時は温度の高い上段を使うと暖まりやすくておすすめです。仕事やスケジュールのことを考えて入ると仕事モードになって良いともされていますよ。

ハブオ
私は入る時は目をとじて脈拍を測りながら頭の中で数を数えています。目が悪いので時計もぼんやりとしか見えないし、自分がどれぐらいの時間サウナに入っているか把握できないので自分の体感で時間を測っていますw今度腕時計買わなきゃですね・・・

水風呂の入り方(10秒程度)

水風呂も10秒を目安にサクッと入ってすぐに出ましょう。体温が下がりすぎると副交感神経が優位になって眠気がくるリスクがあります。

ただし、サウナ上級者の人は長めに入っている人もいます。水風呂に2分入って自律神経を交感神経に傾けるためと言っていました。

ハブオ
個人的にはサクッと入ってすぐ上がる方が好みですが、実際に自分で試して見るのが良いのかもしれませんね。

外気浴のやり方(リラックス禁止)

外気浴は基本は無しで大丈夫です。特にサウナ初心者でサウナに慣れていない人は

サウナ→水風呂→ちょっと温めのシャワーで終了

ぐらいでちょうどいいと思います。2セットやりたい人は立って休憩します。あくまでも体と脳をオンの状態にするのが目的なので整わないように気をつけましょう。また、休憩中に水分補給して脱水症状にならないように注意しましょう。

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サウナの教科書の著者加藤氏の入り方

日本サウナ学会の理事で医者の加藤氏は朝サウナを推奨している一人です。彼のサウナの入り方も書籍にかいてあったので紹介します。

  1. お風呂で全身浴1分
    (夏は水シャワー)
  2. サウナ室5分
  3. 水風呂10秒
  4. 水より少しぬるいシャワーを浴びて終了
  5. 外気浴無し

すごくシンプルです。冬で体温が下がっている時はお風呂で一度暖まってからサウナに入ると効率的です。個人差や季節の温度差もあるのでサウナに入る前は自由にアレンジしてみてください。

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朝サウナのメリット5選


朝に入るサウナはメリットがたくさんあると言われています。前述している通り体と脳を起こしてオンの状態にすることもメリットの一つですが、こちらも含めて詳しく見ていきましょう。

眠気が飛んで脳がスッキリする

サウナに入ると自律神経を強制的に刺激してくれます。寝起きで副交感神経優位の状態から交感神経への切り替えがスムーズに行え、頭はスッキリして活動的な1日を過ごせると言われています。

またサウナで血流が良くなるので寝ている時に固まった筋肉をほどよくほぐしてくれます。多少のプラシーボ効果もあると思いますが。

ハブオ
実際に朝サウナを体験して、頭と身体は完全に起きた状態になり良い1日のスタートを切った気分になれましたよ。

肌ツヤが良くなる

サウナで体温が上がるとヒートショックプロテインと言う物質が出ます。傷んだ組織を修復する働きがあり、老廃物で変形したタンパク質を整えて再度使える状態にしてくれる働きがあると書籍に書いてありました。

また、汗をかいて新陳代謝が促進されることで体の内部から肌の調子を整えてくれるとも言われています。

むくみが取れる

むくみの原因は塩分の摂りすぎやアルコール摂取、睡眠不足、運動不足、ストレスなどがあります。サウナで汗をかくと余分な水分を出してくれます。セルフマッサーになどと併用すると効果が上がりむくみ解消に役立ちますよ。

人が少ないのでストレスフリー

仕事終わりの夕方の混雑に比べると、朝のサウナ人口はだいぶ少ないと思います。ただし地域差もあるので絶対ではないです。私が行ってきたサウナ施設は朝のオープンと同時に10人以上が入店して、その半数がサウナに入ってきました。

サウナ室自体が広いので全くストレスになりませんでしたが、自分の行く施設は確認しておいた方が良いでしょう。

早起きが習慣になる

早起きが苦手だけどサウナは大好きと言う人にはかなりのメリットになります。好きなことのための早起きは苦痛にならない人が多いですからね。

普段ダラダラする人は朝にやることが決まっていないからで、朝6時にサウナにいくと決めているとそのために何時に起きて何時に向かわないといけないのか逆算するので時間通りに起きれるとわけです。

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朝サウナのデメリット4選


ここではデメリットとなり得るものをピックアップしていきます。メリットと比較すると朝サウナの活用に役立ちますよ。

基本的には整わない

朝サウナの入り方でも前述していますが、朝のサウナはととのいません。むしろ朝から整う入り方をしてしまうと、身体に負荷がかかりすぎて疲れてしまう可能性があります。

朝のサウナは基本脳と身体と脳を起こすことが目的なので整わないようにサクッと入りましょう。

早起きは必須

メリットの中で早起きが習慣ができるとありましたが、早起きが苦手で起きれない人にとってはデメリットになり得ます。

朝をギリギリまでゆっくり過ごしたいと考えている人には向かないかもしれませんね。

水分補給を怠ると体調不良になる

サウナは思っている以上に汗をかきます。朝サウナは入る時間が短いのでガッツリ汗をかくことはないですが、水分はきっちり摂りましょう。体調を整えるために入ったサウナで体調を崩したら意味がないですからね。

朝サウナできる施設が近くにない

都内なら24時間営業や早朝営業の施設もありますが、地方にそんな施設はほとんどありません。

私の住んでいる新潟市も探してみたら7時が一番早いオープン時間でした。家の近くで考えると8時からしかやっていないので仕事前に行くのは無理で、休日の朝に行ってリフレッシュするぐらいですね。

朝営業している全国のサウナ施設はこちらでも調べることができるので参考にしてください。
スーパー銭湯全国検索

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【番外編】お酒を飲んだ次の日にサウナに入っても良いのか

サウナの教科書で加藤氏の説明によると、二日酔いや、頭が痛い時などにサウナは入らない方が良いとされています。

理由は、アルコールを摂取した時の代謝物(アセトアルデヒド)は汗として出にくい性質を持っているからで、サウナで汗をかいても抜けるのはほぼ水分だけになります。

飲酒翌日の朝に自己判断するための方法も紹介します。

判別方法
  • 椅子に座って姿勢を正す
  • 手を膝の上に置いて手の血管をみる
  • 血管が普段よりもペタッとしていたら入らない
  • 血管が普段と同じ、ぷっくりしていたら入れる

脱水症状を起こしている時は手の血管が平たくなる傾向があります。サウナに入るのを迷った時は試してみるのも良いと思います。

注意点
普段の血管の状態を把握しておく必要があるので、事前に自分の血管の膨らみや色味は確認しておいてください。また個人差があるのであくまでも統計的な判別方法と思ってください。写真に残しておくと比較しやすいですよ。

徹夜明けのサウナの入り方

徹夜で仕事をした後やオールで遊んだ後にサウナに入るやり方です。サウナに入る目的は深い睡眠を取るためか、脳をリフレッシュさせて寝ないための2パターンあります。

サウナに入ってぐっすり寝たい場合

徹夜明けの前提条件として、フラフラで今にも倒れそうな状態でサウナに入らないでください。サウナ室で倒れる可能性があり危険です。

ぐっすり寝るために体内時計を整えて、深部体温をあげる必要があります。通常入るセット数よりも1~2セット多く入りましょう。

じっくりサウナに入ることでそのあとはぐっすり寝られてスッキリ起きることができるでしょう。

徹夜明けでも寝たくない人の場合

徹夜明けだけどそのまま寝ないで活動したい人は1セット+1時間の仮眠が最適とされています。1時間の仮眠を取るために休憩できる施設でのサウナが良いでしょう。

都内ではカプセルホテルが併設されていたり、24時間営業の施設もありますよ。

時差ぼけを治したい時の入り方

海外旅行で時差ぼけしている時にもサウナは活躍してくれます。

  • ぐっすり寝たい時は4~5セット
  • 起きていたい時は1セット

体内時計のリズムをサウナで整える効果があると言われています。寝たくない時の水風呂は表面を冷やす程度の10秒が良いでしょう。

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最後に

朝サウナについての入り方やメリットデメリットを見てきました。

朝にサウナに入る目的は脳と身体を起こしてオンの状態にすることです。サウナの入り方はいつもよりも短くして外気浴なしで整わないが基本です。

朝サウナの入り方の基本
  • サウナ5分
  • 水風呂10秒
  • ぬるめのシャワーを浴びて終了
朝サウナのメリット
  • 眠気が飛んで脳がスッキリする
  • 肌ツヤが良くなる
  • むくみが解消される
  • 利用者が少ないのでストレスフリー
  • 早起きが習慣にできる
朝サウナのデメリット
  • 整わない
  • 早起きが苦手な人は逆にストレス
  • 水分補給をしないと体調を崩す
  • 施設が近くにない場合がある
そのほか番外編で飲酒した翌日、徹夜明け、時差ぼけの時のサウナの入り方を説明しました。寝たい時はセット数を増やして、寝たくない時はサクッと1セットで終わるのが基本です。

個人的には休日の朝はサウナから始めたいと思えるほど朝のサウナは気持ち良かったです。週1回なら金銭面でもそこまで負担にならないし、せっかくの休日を最大限のパフォーマンスで過ごせる気がしたのでおすすめですよ。

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