室外機と壁の距離が狭すぎる!参考になる5パターンの設置方法を紹介

エアコンを取り付けたいけど室外機の置く場所に悩むことってありませんか?ベランダが狭すぎたり、そもそもベランダがなかったり、二階に設置したいけど壁に穴を開けたくないなど、エアコン設置の際に考えないといけないことがあります。

専門業者にお任せして設置してもらうのもアリですが、設置場所が限られている場合は自分でしっかりと検討しないと、騒音やエアコンの効きに影響が出てきてしまいますよ。

私は仕事柄たくさんの家のエアコン洗浄を行っていますが、「こんなところに室外機を設置して大丈夫なのかな?」と心配になることもあります。実際に効きが悪いと言われてエアコンを掃除しに行ったのに、原因が室外機の設置場所だったケースもあるんですよ。

そうならないために、エアコンの室外機を賢く取り付けつけるための設置パターンを紹介していきますね。

まずはエアコンを設置する時に覚えておきたい最低限のスペースの話から見ていきましょう。

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メーカーが推奨する設置基準を確認

各メーカーで多少の誤差はありますが、室外機を設置するときのスペースはほぼ決まっています。それを守らずに設置すると、エアコンの効きに影響が出たり、最悪故障してしまうので気をつけてください。ちなみに私の実家の室外機の設置基準を調べてみたところ、


FUJITSUの室外機の設置基準

このようになっていました。

  • 正面30㎝以上
  • 背面10㎝以上
  • 左側10㎝以上
  • 右側30㎝以上

自分が購入しようしているエアコンの設置基準を調べる場合は、
【メーカー名 室外機 設置基準】
で検索してみてください。

他のメーカーも調べてみましたが、設置基準が多少変わってきていたのできちんと調べた上でエアコンを購入するようにしましょう。
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5パターンの設置方法を紹介

室外機は基本的にはベランダや庭に据え付けますが、他にも設置できる場所があります。その際のメリットとデメリットも説明していくので、自分の部屋と照らし合わせて参考にしてみてください。ちなみにどの方法も取り付け料金が別でかかります。(相場に関しては後述します)

壁掛けタイプ


建物の壁に架台を設置して室外機を取り付ける方法です。

メリット
ベランダがない建物でも設置が可能。
デメリット
定期メンテナンスがとても大変になる。
経年劣化で室内に振動が伝わってくる可能性がある。
壁に穴を開ける必要がある。

架台を設置する時はサビにくいステンレスフレームがおすすめです。
室外機の振動対策として防振ゴムが設置されているので室外機の音が気になるということはほぼありませんが、経年劣化で音や振動が出てくる場合はあります。

天吊タイプ


天吊タイプはベランダの上に取り付けボトルがある場合のみ設置が可能です。

メリット
通気スペースを確実に確保できる。
天井に吊るので、ベランダのスペースを広く使える。
デメリット
直射日光を防ぐのが難しい。
取り付け用ボトルがないと設置できない。

天吊タイプはマンションのベランダが狭い場合によく見かける設置方法ですね。室外機の掃除がしにくくなるのが個人的な意見です。取り付け用ボトルはベランダについているコレのことです。

架台を取り付けるとこんな感じになります。

屋根置きタイプ

屋根の上に架台を取り付け室外機を設置する方法です。二階に室外機を設置する場合に使われる方法ですね。

メリット
室内機との設置距離を短くできる。
デメリット
屋根や壁に穴を開ける必要がある。
直射日光が当たりやすい。
雨風にさらされやすい。

屋根に設置する場合は、雨風にさらされて劣化が早くなる可能性があります。

二段置きタイプ


架台を重ねることで室外機を二段にして置く方法です。設置スペースが少ない場合にスッキリ見せることができます。

メリット
設置スペースを節約できる。
デメリット
下段の室外機は上方向への通気がしにくくなる。

設置場所がない場合に上に乗せてしまう考えですね。複数の室外機を並べる時にスッキリ見えるので個人的には好きな置き方です。

立ち下ろしタイプ


二階に設置したエアコンの室外機を一階に取り付ける方法です。ベランダや壁に設置したくない場合はこれがオススメになります。

メリット
壁に穴を開ける必要がない。
デメリット
室内機との距離が長くなるため、冷媒効率が落ちる。

室内機と室外機の距離は短いほど冷媒効率は良くなります。配管の長さが1m伸びると効率が1%落ちると言われているので、エアコンの効きが悪くなる可能性はありますね。

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どうしても室外機が設置できない場合は


(画像クリックで楽天市場に飛びます。以下画像も同様です。)

5パターンの設置方法を見たけど、それでも室外機を置ける場所が見つからない場合もあります。そんな時は室外機が一体型になっている窓用のエアコンをおすすめします。設置基準は以下の通りになります。

設置基準は窓の高さ77㎝〜140㎝であることのみです。

メリット
自分で簡単に取り付けできる。
屋外にスペースがなくても大丈夫
デメリット
エアコンの運転音が多少気になる
窓の隙間から小さな虫が侵入しやすくなる

室外機と一体型なので運転音が気になると書きましたが、2019年製び窓用エアコンを購入した知人の話を聞いたところ運転音がかなり静かになったと言っていました。リモコンとタイマーもついていて、自分で簡単に設置できるので移動も楽だと自慢していましたよ‼︎何より取り付け工賃がかからないのが個人的にはかなりオススメポイントですね〜。

購入する時期にもよりますが、3万円台でかなり良いものが購入できると思います。購入の際は虫除け対策だけはしておきましょう。

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室外機を設置する際の相場は


それぞれの設置方法を見てきましたが、どれも別料金が発生します。地域やお店によって多少の誤差がありますが、相場を調べたので掲載しておきます。参考にしてみてください。

壁掛けタイプ 15000円
天吊タイプ 15000円
屋根置きタイプ 14000円
二段置きタイプ 20000円
立ち下ろしタイプ 11000円
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最後に

室外機と壁の距離が短すぎる時や設置場所に困っている時は、他の方法を検討しましょう。設置方法をまとめると、

  1. 壁掛けする
  2. 天吊する
  3. 屋根置きする
  4. 二段置きする
  5. 立ち下ろしする
  6. 窓用エアコンにする

になります。室外機を置くスペースに困ったら窓用を検討するのもおすすめします。どの方法で設置しても必ずメリットとデメリットがあるので、その辺りを考慮して業者さんと相談するのが良いと思います。

個人的な意見になりますが、隣の家との兼ね合いも考慮して室外機を設置した方が、その後のトラブルを防ぐ事もできます。室外機の熱風が隣の家に直撃するような設置方法をすると苦情をもらってしまうので気をつけましょう。

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