オキシクリーンは家中で大掃除できるほど万能な洗剤です。しかし説明書と注意事項を読まずに使っている人が多い気がします。
オキシクリーンは万能洗剤で、なんでも漬けたら綺麗になるんだろうと思って家中のものを漬けまくったことがありますが、失敗したものもたくさんありました。
その中でも金属製品が不使用だと言うのに気がついたのはしばらく経ってから……
もしかしたら私以外にも同じ過ちをした人がいるのかもしれないので、ここで対処方法をまとめて紹介していきます。
金属を変色させてしまった人は参考にしてください。
オキシクリーンは金属不使用だった
知っている人はもちろん知っている事実。
パッケージの裏を見ると使えないものリストが赤字ではっきりと書いてありました。
でも……SNSを見るとステンレス製品に使っている画像が山ほど出てきます。もしかしたらステンレスは金属に含まないのか?
そう思って調べてみました
金属全般とはどこまでの金属を言うのか?
結論、アルミやステンレスを含む全ての金属が使えないのがわかりました。
一般的に、金属光沢を持ち、熱や電気をよく伝え、強度が大きくて折れにくく、展性、延性を持ち、常温で個体の物質の総称
とあります。
「これって金属かな?」と疑問に思ったものはだいたい金属です!!
オキシクリーンの公式サイトで調べた結果
公式サイトでオキシクリーンで掃除できる場所を全て調べてみました。
洗濯槽のオキシ漬け、オキシ足しは使えます。
注意事項に長時間のオキシ漬けは変色のリスクがあると書いてあったので使う時は自己責任でお願いします。
引用元:オキシクリーン公式サイト
その他で使えるのはオキシ拭きのみ
ガスコンロの汚れ、玄関のドア、水回り、冷蔵庫
これらはオキシクリーンを浸したタオルで拭くだけなら大丈夫です。
オキシクリーンは長時間漬けることで変色のリスクが高くなるわけですね。
金属が変色してしまった時の対処方法
では、すでに失敗を経験している私から、変色してしまった時の対処方法を解説します。
結論から言うと元の状態に戻すことは不可能だと思ってください。
ある程度目立たないように回復するぐらいしかできません。
アルミ製品
アルミ製品をアルカリ洗剤で漬けると変色します。直接洗剤で擦るだけならそこまで変色はしませんでした。
- クリームクレンザー
- スチールウール
- お酢かクエン酸
アルミの表面は酸素と結合して酸化被膜と言うものを形成します。それ以上変化しない性質を持っているので内側のアルミの保護になります。
レンジフードについているフィルターはアルミなのか?
メーカーによって違いはありますが、基本的にはガルバリウム銅板、亜鉛メッキ銅板が素材になっています。
純粋なアルミではないのでアルカリ洗剤を使っても表面はほぼ変色しません。
ステンレス製品
キッチン周りの掃除をするときはステンレス製品をオキシ漬けする人が多いかと思います。ステンレスは変色しにくい性質を持っていますが、ステンレスの表面にコーティングがされている場合はそれが剥がれてしまうリスクがあります。
SNSでもシンクが変色してしまった事例がありました。
疲れた週末だった…
オキシクリーン手に入って、わくわくのオキシ漬け→ステンレスのシンク変色∑(゚Д゚)→撃落ちとか色々やったけど取れない…→もーヤケクソでクレンザー洗浄→やっと変色薄くなったけど撥水も落ちた気がする…→コーティング剤は臭いが凄いので、簡易撥水。
しばらく様子見だなー pic.twitter.com/oxhuUoRlzL— トリにトロン (@torinitoronn) December 25, 2017
多くの人はシンクでオキシ漬けしていますが
リスクはあるので、使うときは自己責任で目立たないところで試してからがいいでしょう。
こちらの記事でステンレスに関する記事をまとめまてあります。
衣類についている金属製品
ファスナーや金属ボタンも注意が必要です。
ファスナーはオキシ漬けをすると滑りが悪くなる可能性があります。チャック、ボタンは変色する可能性があります。
- ファスナーはシリコンスプレーを塗れば再び滑りが良くなります。
- チャックとボタンはステンレス磨きで丁寧に磨いてあげましょう。目立たなければそのままでも良いと思います。
使える金属製品はあるのか
オキシクリーンは基本的に金属製品には使えないのですが、使えるものはあるのか調べてみました。
- 洗濯槽のオキシ漬けは長時間すると変色のリスクがありますが、使用可能です。
- 風呂釜の追い焚き機能のオキシ漬けは、SNSでやっている人がいますが、公式では使っていないので自己責任になります。
- 洗面台などの水回りはオキシ漬けをしなければ使っても問題なさそうです。
最後に
オキシクリーンが金属に使ってはいけないことを再確認したとともに、対処方法も解説してきました。まとめると
- アルミ:クレンザー、スチールウールで一定方向に削る
- ステンレス:クレンザー、ステンレス磨きで丁寧に磨く
- ファスナー:シリコンスプレーを吹き付ける
- オキシ漬けせず、オキシ拭きのみなら大体の金属製品を拭くことが可能です。
- 洗濯槽のオキシ漬けは長時間やると変色のリスクがあります。