夏にエアコンをつけていたら本体から水が垂れてきてしまって困ったことありませんか?私もアパート暮らしをしていた時に備え付けのエアコンを使っていましたが、つけてしばらく経つと吹き出し口から水滴が落ちてきて困っていたことがありました。
しかもエアコンの真下にベットを置いていたので自分の顔に水が落ちてくるんですよ( ;∀;)これはうかうか寝てられない事態に困り果てて、どうにか直せないかあれこれと調べたことがあります。
そこで学んだことを踏まえて、水漏れにはいくつか原因があることがわかりました。業者を呼ばずに直すこともできるのでその辺も一緒に説明していきますよ。
まずは水漏れの原因から見ていきましょう。
目次
エアコンの水漏れの原因はアレの確率が高い
エアコンは冷房運転と除湿運転をすると、熱交換器と呼ばれる部分が結露して水が発生します。これが何らかの原因で排出されずに溢れると水漏れになります。
ではその原因を上げていきましょう。
- ドレンホース関連の不具合
- フィルターが汚れている
- アルミフィンが汚れている
- 送風口が結露している
- ドレンパンが壊れれいる
- 冷媒ガスが漏れている
ざっと上げただけで、6つの原因が出てきます。特に水漏れの原因の8割はドレンホース関連になってきますよ。①〜④までは自分でも直せることがほとんどなので、その辺も詳しく説明していきますね。
ドレンホース関連の不具合の場合
ドレンホースとはエアコン内で発生した結露を外に排出する細い管なのですが、管の中が詰まってしまうと水が逆流して室内で水漏れになってしまいます。
- ホースの先端から虫が侵入して中で詰まる
- ホースの先端が土に埋まってしまっている
- ホースの先端が曲がって水が出なくなっている
- ホースが逆勾配になっている
ドレンホースと一言で言っても原因はいくつかに分かれてきますよ。一番多い事例だとホースの中に虫が侵入して中で詰まってしまったケースです。この場合は虫を取り出してあげれば、詰まりは解消されるので自分で直すことが可能です。
家にある掃除機で詰まりを取り除いてみる
家にある掃除機を使ってホースの中の詰まりを解消する方法があります。わざわざ専用の道具を購入しなくても掃除機だけで直ることもあります。まずは試してみましょう。
掃除機の先端をドレンホースにつなげて吸い込むのですが間にタオルを一枚挟んで、水を吸わないようにしましょう。
水を吸ってしまうと、掃除機が壊れてしまうこともあるので気をつけてください。
ドレンクリーナーを使って詰まりを取り除いてみる
ホームセンターで売っているドレンクリーナーを使うと、高確率でホースの中の詰まりが無くなって、水漏れも起きなくなります。ドレンクリーナーはネットでも購入できますが、ホームセンターの方が安く売っている場合があります。まずは近くのホームセンターに探しに行って、無ければネット購入が良いと思います。
ドレンクリーナーの使い方
サンクションポンプの使い方はとっても簡単です。
ドレンホースの穴にポンプの先端をはめ込み
ポンプを勢いよく引っ張るだけです。
こうすることで中で詰まっているものがポンプに吸い寄せられて詰まりが解消されます。
ポンプは絶対に押さないでください。詰まっている水やゴミが室内機の中に入り込んで故障の原因になってしまいます。
ホースが埋まっている・曲がっている場合
ドレンホースが長すぎる場合は、ホースの先端が土に埋まってしまったり、変に曲がって水が流れづらくなってしまいます。
流れづらい場所から詰まりが発生して逆流することもありますので、基本的に地面から5㎝は離しておくとよいでしょう。
写真のようにしておくと、虫も侵入しにくくなるので一石二鳥ですよ。
ホースが逆勾配になっている場合
ドレンホースが逆勾配になっている場合は、施工ミスの可能性があります。勾配が逆なのでホースの先端から水自体が出てこない状態です。またこの場合は設置してすぐに症状が出てくるのも特徴です。
稀にエアコン自体が壊れていることもあるようですが、8割以上の確率で施工ミスが原因になりますよ。
施工ミスの場合は自分ではどうにもならないので、設置した業者か販売店に連絡を取って確認してもらいましょう。施工ミスの場合は、メーカー保証もありますし、無償で直してくれますよ。
送風口が結露して水が飛んでくる場合
送風口が結露すると風で水滴が飛んで、部屋のあちこちに水が飛んできます。これは送風口の羽の部分が冷たい風で結露しているのが原因で、対策としては、
- 羽を水平にしてあげる
- 温度を1度〜2度上げてみる
この2つの方法で水漏れを防ぐことができます。
冷媒ガスが漏れている場合
冷媒ガスとは空気を冷やしたり温めたりするときに使うガスです。これが漏れ出すとエアコンの中や室外機に霜ができてきます。
その霜が溶けて水になったときに、ホースからの排出が追いつかずに水漏れにつながります。またガス漏れが起きている状態を放置していると、ガスが無くなりエアコンが効かなくなってしまいます。
自分で補充するのは大変なので業者に依頼して修理してもらうのが一般的になります。
ガス漏れを修理する場合は、相場で3万〜4万円はかかるので、あまりに古いエアコンの時は買い替えも検討した方が良いかもしれませんね。
フィルターが汚れている場合
エアコンフィルターが汚れてしまうと、エアコンが内部を冷やそうを設定温度以上に頑張ってしまうことがあります。そうなると、結露も普段よりも増えて、水漏れしてしまうケースがあります。
解決方法としては、フィルターを掃除してあげれば大丈夫です。ホコリが詰まっている場合は掃除機で吸ってあげれば綺麗に取れます。
またリビングに設置されているエアコンは料理の時の油を吸ってギトギトになっていることもあるので、その場合はつけ起きしなければいけません。
浸け置きの仕方はこちらで解説しているので参考にしてみてくださいね。
アルミフィン(熱交換器)が汚れている場合
アルミフィンとはフィルターを外した奥にある銀色のアミアミの部分です。アルミフィンがホコリで詰まると結露した水分が下に流れにくくなり、水漏れの原因となることがあります。
フィンの掃除は素人が手を出しにくい部分なので、業者に依頼して掃除してもらう方が良いと思います。内部洗浄の相場は1万円〜1万5千円になりますよ。(お掃除機能付きは高くなります。)
最後に
エアコンの水漏れの原因のほとんどはドレンホースによるものなので、自分で確認する時は室外機から出ているドレンホースを確認して
- ホースの中が詰まっていないか?
- ホースが曲がっていないか?
- ホースが埋まっていないか?
などを確認した上で対処しましょう。
私のエアコンの場合は、中に虫(コガネムシ?)が入り込んでいたようで、サンクションポンプで何度か吸い取って出すことができました。
ドレンホースは普段点検する場所ではないので、よく分からない方もいるかもしれませんが、道具さえあれば、自分で直すことのできる場所です。業者に頼んでも間違いはありませんが、自分でやったほうが安く済む場合もあるので、まずは自分で確認してみることをおすすめします。