私はハウスクリーニングの仕事をしているせいで、埃っぽい場所で作業をすることが多々あります。そのせいでメガネにホコリがついて毎日のように洗っているのですが、ある日マジマジとメガネを見たところ
「メガネに傷がついてる!!」
毎日水洗いして、洗剤も使って洗っているのに何が悪かったのか・・・どうしたら傷がつかずに綺麗に洗うことができるのか?そもそも使っている洗剤がダメなのか?気になってしまったのでメガネ屋さんに行ったときに聞いてきました。もしかしたら自分のやっている洗い方が間違っている可能性もあるので洗い方の参考にしてください。
この記事では
- メガネに最適な洗剤
- 身近な洗剤で注意するもの
- メガネのコーティングが剥がれる原因
- メガネに付く汚れの種類
- ぬるま湯とお湯を使ってはいけない理由
- メガネの洗い方
- メガネを毎日洗うべきか
を詳しく解説してます。それでは初めにメガネの洗剤の話から入っていきましょう。
目次
メガネは中性洗剤を使って洗うのが基本
メガネを洗う身近な洗剤に食器用洗剤というワードはよく出てくるのですが、実は食器用洗剤はアルカリ性、中性、酸性の3種類の商品があり、アルカリ性と酸性はどちらも洗浄成分が強いのでメガネのコーティングを剥がしてしまう可能性があります。
メガネ専用シャンプーを使うのもアリ
メガネを洗うための専用スプレーです。成分表を見ましたが中性でした。使い方は簡単4ステップになります。
- メガネを水洗いして表面お汚れを洗い流す
- メガネスプレーを吹きかけ残った汚れを浮かせる
- 水洗いして洗剤分を洗い流す
- ティッシュで水分を拭き取り、メガネクロスで仕上げる
メガネ専用と謳っているだけに安心感がありますね。
- メガネを擦らずに汚れを取り除くことができること
- 洗剤の量を調整する必要がない
- 最初から泡で出てくる
- 油性の汚れもよく取れる
- スプレーが小さすぎてコスパは良くない
- 食器用中性洗剤で代用できる
メガネに使ってはいけない洗剤
身近にあるものでメガネに使ってはいけない洗剤も確認してきました。自分もうっかり使っていたものもあるので順番に確認していきましょう。
中性以外の食器用洗剤
前述していますが、食器用洗剤の中にはアルカリ性、酸性の洗剤があります。メガネに使用するときは事前に成分を確認しておきましょう。
ハンドソープ
(クリックで楽天市場に飛びます。下記画像も同様です)
成分表を確認しましたが、弱酸性と書いてあるものもあれば成分が書いてないものもありました。使っていいか判断に悩むところですが、成分表に中性と書いていないものは基本的に使わない方が良いと店員さんは言っていました。
泡になるのでメガネの洗浄には使いやすい気がしますが、コーティングが剥がれたら意味がないので使わないようにしましょう。
アルコール
手指消毒用のアルコールはどこに行っても置いてるほど有名ですね。しかし手指に使う消毒用のアルコールはメガネを洗うのには適しません。
アルコールを使ってフレームの塗装が剥がれたニュースを見つけたので興味のある人は確認してください。
メガネでアルコール消毒しないで コロナ禍の今だから注意したいトラブル
メガネ専用に作られている除菌用シートなら使うのは問題ないですが、その他のアルコール類はメガネを洗うためには使わない方が良いようです。
次亜塩素酸系の洗剤
ハイターやカビ取り剤などの洗剤はコーティングを剥がす原因になります。変色の原因にもなるので使わないでください。
メガネのコーティングの種類と注意点
今のメガネはプラスチック製が主流で、コーティングで表面を保護しているようです。
種類は
- 傷防止のハードコート
- 光の反射を抑制する反射防止コート
- 水や汚れを付きにくくする撥水コート
自分のメガネにコーティングをした覚えはないと思っていましたが標準でついているものなんですね!他にオプションでつけられるのは
- 抗菌コート
- 曇り止め防止コート
- 静電気防止コート
- ブルーライトカットコート
などがあります。
使う用途に合わせてコーティングをすると便利かも知れませんね!
お湯とぬるま湯を使ってはいけない理由
メガネはどんな汚れがつくのか
まつ毛がレンズの内側に当たった場合は油分が付き
前髪がレンズに擦れると整髪料が付きます
ホコリは湿度が高い場所に行ったり埃っぽい場所に行けば付着します。
メガネを触るときに指紋や皮脂が付きます。
メガネは生活する上で毎日身に付けるものなので必然的に汚れるのは仕方ないことなんですよね。だから日々のお手入れは必須ということです。毎日着る洋服と一緒と考えても良いでしょう。
メガネの洗い方
前述した通りメガネは毎日汚れていくものです。なので適切な方法でメガネを洗って綺麗に保ちましょう。ここではメガネを綺麗に洗う方法を簡単6ステップで解説します。
- メガネを流水で洗い流す
- 洗面器に水を張り中性洗剤を2滴入れて軽く混ぜる
- メガネを入れて指の腹でゆっくりと洗う
- 流水で洗い流す
- ティッシュで水分と取り除く
- メガネクロスで拭きあげる
ステップ1メガネを流水で洗い流す
レンズに傷が付く原因はレンズの表面にホコリや異物が付着した状態で擦るからです。最初に水洗いして表面の汚れをサッと落としましょう。
ステップ2洗面器に水を張り中性洗剤を2滴入れて混ぜる
綺麗な洗面器と中性洗剤を用意して水を張ります。前述していますがお湯やぬるま湯はNGです。
洗面器に洗剤を2滴入れてよく混ぜましょう
ステップ3メガネを入れて指の腹でゆっくり洗う
ゴシゴシ洗うのではなくゆっくり優しく洗うのがポイントです。レンズはデリケートなので傷がつかないように優しく扱いましょう。
ステップ4流水で洗い流す
すすぎはしっかりと行いましょうメガネに付いた洗剤分をよく洗い流すのが目的です。
ステップ5ティッシュで水分を拭き取る
メガネに残っている水分をティッシュで吸い取ります。擦らずに押し付けながら水分を取ると傷防止にもつながりますよ。
ステップ6メガネクロスで拭きあげる
最後にメガネクロスでレンズを拭き上げて完了です。
メガネは毎日洗う必要があるのか?
毎日洗うのが面倒な人は汚れが目立ったときにその都度水洗いしてあげれば良いと思います。私は朝起きてメガネをチェックして汚れていたら洗うようにしていますよ。
朝起きた時
お風呂に入る時
寝る前
など最初からメガネを洗う習慣を作ると面倒に思わなくなりますよ。
最後に
メガネを洗剤で洗うときは必ず中性洗剤かメガネ専用シャンプーを使うようにしましょう。基本的には水洗いでほとんどの汚れは取れます。
メガネを洗うときは
- 流水でホコリを落とす
- 指の腹で優しくレンズの汚れを取り除く
- レンズの水分はティッシュで吸い取る
- 最後にメガネクロスで拭きあげる
またお湯やぬるま湯はコーティングが剥がれる原因になるので使わないようにしましょう。私的にコーティングの膨張率の違いで剥がれるというのが眼から鱗でした。
なんでお湯を使ってはいけないのは知れたのはよかったですね。メガネを長く綺麗に保つために適切な方法で洗っていきましょう。