お風呂にいつの間にがかできてる石鹸カスは普段使っているお風呂用の洗剤では取りきれません。私はハウスクリーニングの仕事をしているので、アパートのお風呂の掃除を毎日のようにやっていました。
私がお風呂掃除で一番苦労していたのが石鹸カスです。爪で擦ると簡単に取れるのですが、全ての石鹸カスを爪で取れるかというと無理です。トランプのカードのようなものでこそぎ落としても限界がありました。
ある時、業務用洗剤を専門に扱う卸問屋さんに聞いてみたところ、浸透力抜群で石鹸カスを溶かしてくれる洗剤があると言われ早速使ってみたら、見事に石鹸カスが取れました。
今までお風呂掃除にかかっていた時間が半分以下になり、ストレスを感じずに掃除ができるようになったのでここで紹介したいと思います。
石鹸カスが溶けるおすすめ洗剤
一番のおすすめは業務用洗剤の「スケールカットP」です。
一般的にはネット通販でしか買うことができませんが、この洗剤の実力は本物でした。実際に仕事で使った時の写真を撮っておいたので紹介しますね。
ちょっと特殊なお風呂で目地に石鹸カスがこびりついて真っ白になってしまった状態でスケールカットを使ってみます。
この時は原液〜2倍希釈で使いました。しばらく放置してブラッシングしてみると
見事にキレイに落ちたのです。これには感動しました。
アパート掃除の時にも、お風呂の中が石鹸カスと水垢で真っ黒になっていた状態でしたが、カビを一通り落とした後にスケールカットを添付して5分~〜10分放置します。
その後スポンジで軽く擦るだけでみるみる石鹸カスがなくなりました。
スケールカットを使ってみた感想
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擦らずに落とす洗剤ではありませんが、浸透力が他の洗剤を圧倒していました。ガチガチでどうにもならなかった石鹸カスが、あっという間に浮き上がってきた感じです。ふにゃふにゃになった石鹸カスをスポンジでこすって落とせば強い力を込めなくても落とすことができます。
パックの必要がなかったのもメリットの1つでした。通常は浸透力を高めるためにキッチンペーパーやラップでパックをするのですが、その必要性がないので時間短縮にもなります。
クエン酸が入っているので、気持ち酢の匂いがします。個人的にはほとんど気にならない程度のものでした。
スケールカットの使い方
使い方は簡単4ステップです。
シャワーで石鹸カスを濡らす
原液の洗剤をつける
スポンジで擦る
シャワーで流す。
蛇口で試してみる
見た目にも石鹸カスがついて汚く見える蛇口ですが、スケールカットを添付して擦ってみます。
水で流して拭きあげてみると綺麗さっぱり新品のようになりました。
壁で試してみる
壁はキッチンペーパーやラップで液ダレを防いでおくのが一般的ですが添付してそのまま擦ります。
パック無しなのに、思った以上に綺麗になりました。
床で試してみる
床は石鹸カスと一緒に水垢もたまりやすい場所なので一番汚れる場所です。
こちらは添付して数分浸透させてから擦ってみます。
ほとんど綺麗に落ちました。10分ほど放置してたらもっと楽に落ちたと思います。
シンクで試してみる
キッチンのシンクも一緒にやってみました。こちらも石鹸カスと水垢がつきやす場所なので添付して数分浸透させて擦ります。
石鹸カスは取れましたが、水垢のような汚れは残ってしまいましたね。
使用上の注意点
- 手袋必須
- 混ぜるな危険
- 大理石のような光沢のある石には使えない
手袋は洗剤を使う時には必須だと思っていてください。スケールカットは弱酸性なので手袋無しでも使うことができますが、手荒れの原因になります。
塩素系洗剤(カビキラー)との併用はできません。有毒ガスが発生して危険なので単体で使ってください。
大理石のような表面に光沢がある石は、酸性の洗剤で痛めてしまい、光沢がなくなってしまう可能性があります。
スケールカットのデメリット
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値段 | 3700円 |
内容量 | 4,5㎏ |
液性 | 弱酸性 |
スケールカットは洗剤としてはかなり優秀なのですが、デメリットもあります。それは業務用洗剤として販売されているので一般家庭サイズがないことです。
値段もそこそこするので簡単に購入できないんですよね。
打開策として考えたのは
- 年末の大掃除やどうしても頑固な石鹸カスを撮りたい時に使うスペシャル洗剤として使う。
- 親と一緒に購入して金額を折半する。
他の洗剤と併用して使えば、どうしても落ちない石鹸カスに対してだけ使えるので無駄がありません。複数人で購入すれば一人当たりの金額を減らすことができます。
なので、一般的に販売されているおすすめ洗剤も一緒に紹介していきますね。
ホームセンターで購入できるおすすめ洗剤
・お風呂用ティンクル お酢成分のチカラ
何店舗かのホームセンターでおすすめ洗剤を聞いてみたところ、この2つが一押しでした。ネットでも上位にランクインしていたので1つずつ紹介します。
スクラビングバブル石鹸カスに強いバスクリーナーの使い方
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1.汚れに直接スプレーをする
2.10分〜20分浸透させる(キッチンペーパーやラップでパックすると浸透力が増す)
3.擦り落として水で流す
スクラビングバブル石鹸カスに強いバスクリーナーを使ってみた感想
石鹸カスに強いと書かれているだけあって、浸透させることで取れやすくなります。シトラスの香りで匂いも全く気になりません。
水で薄まると効果が半減してしまうので、乾いた状態で使った方が効果が高いと感じました。
お風呂用ティンクル お酢成分のチカラの使い方
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1.汚れに直接スプレーする
2.10分〜20分浸透させる(キッチンペーパーやラップでパックすると浸透力が増す)
3.擦り落として水で流す
お風呂用ティンクル お酢成分のチカラを使ってみた感想
スクラビングバブルと一緒で浸透させることで石鹸カスを除去することができます。石鹸カスの状態によっては30分放置しても良さそうです。お酢の匂いがきついので、苦手な人は使えないかもしれません。
アマゾンの口コミと見ても、匂いがキツすぎると書かれていたので、お酢の匂いが嫌いに人は使わない方がいいですね。
石鹸カスが落ちる原理
石鹸カスには酸性とアルカリ性の2種類あり、お風呂でよくみる白っぽい石鹸カスはアルカリ性の性質を持っています。なので酸性の洗剤を使うことで中和して水に溶ける状態にすることができます。
スケールカットとお風呂用ティンクルはどちらも弱酸性の液性で、アルカリ性の石鹸カスには抜群の働きをします。スクラビングバブル石鹸カスに強いバスクリーナーはアルカリ性の液性で酸性の石鹸カスに有効だと考えています。
石鹸カスを予防する方法
せっかく綺麗になったお風呂をなるべく綺麗に保ちたちと思うのは誰でも一緒ですよね?なのでここで簡単にできる石鹸カス予防を教えちゃいます。
お風呂を上がるときに、壁や床をシャワーで洗い流してください。
そうすることで石鹸カスの成分が残りづらくなります。一緒にカビの繁殖も抑えてくれるので一石二鳥ですよ。さらに水分をタオルで拭くといいのですが、そもまでやらなくてもある程度は予防できると思いますよ。
最後に
石鹸カスは頑固で手強いものですが、対処法さえ知ってしまえば落とせない汚れではありません。こちらで紹介した洗剤はどれも石鹸カスを落とすことができたので、実際に試してみてください。
今まで頑張って落としていた石鹸カスのストレスから解放されて逆に掃除が楽しくなってきますよ。