コンロは普段の掃除ではなかなかやる気が起きなくて気がつくとベタベタになっていますよね。
私はハウスクリーニングの仕事で様々な家の掃除をしますが、コンロ周りの掃除はかなり大変です。日々の汚れが積み重なってギトギト油になってしまっていることがほとんどです。
コンロの掃除で特に面倒なのがコンロの隙間部分です。普段手の届かない場所だったりするので、汚れが溜まり放題で、汚れが固まってしまう場合もあります。そこでコンロの掃除方法と一緒に隙間を塞げる便利グッズがあったので一緒に紹介しますよ。
今の家庭では、据え置きタイプのコンロとビルトインタイプのコンロがあるので、それぞれの掃除方法を分けて説明しますね。
まずは据え置きタイプの掃除方法から見ていきましょう。
目次
据え置きタイプのコンロの隙間掃除の仕方
アパートなどの賃貸の部屋は据え置きタイプのコンロがほとんどだったのですが、コンロの隙間(正確にはコンロの下の部分)がいつの間にか油や食べ物のカスで汚れてしまいます。
これは私も経験があるのですが、気をつけていても食材が落ちたりして汚れが蓄積されていくんですよね。
掃除する場合はコンロをどかしながら下を拭くか、ガス栓を外してコンロをずらした後に徹底的に掃除をする必要があります。
コンロをずらしてしまえば隙間だった部分を思いっきり掃除することができますが、せっかくずらすならコンロ自体も掃除した方が気持ちいいですよね。なのでコンロの分解方法と掃除方法も一緒に説明しますね。
据え置きタイプのコンロの分解方法
据え置きタイプのコンロは工具はほぼ必要なしで分解することができます。
①ガスの元栓を閉めてガス栓を外す。(油で癒着して取れないときはドライバーを突っ込んで癒着を取ってあげる)
②コンロ台から下ろす
③五徳・受け皿・魚焼きグリルを取り外す
④ツマミを取り外す(手前に引っ張ると簡単に外れる)
⑤天板を外す
これでほとんどの部品を外すことができます。写真に撮り忘れましたが、バーナーキャップも外せます。
それではコンロの掃除をするのに必要な洗剤を説明しますね。
コンロを掃除するのに最適な洗剤と道具は?
使う洗剤はアルカリ性の洗剤がおすすめです。
使う道具は、
- スポンジ
- ブラシ(歯ブラシ)
- プラスチック製のヘラ(カッター)
エコ洗剤を使うなら、重曹やセスキ炭酸ソーダがいいでしょう。私はセスキ炭酸ソーダをよく使っていますよ。(セスキ炭酸ソーダの方が重曹よりも洗浄力が高いです。)
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スプレーで汚れを浮かせてスポンジでこすればそれほど手間を感じずに汚れが落ちます。もしも汚れが頑固なら油用の洗剤を使ってみましょう。
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また細かい隙間部分は歯ブラシを使って擦ってあげると落とすことができますよ。
五徳など汚れがひどいものは浸け置きしておくと汚れを浮かせることができます。
油用洗剤か粉のセスキ炭酸ソーダをお湯で溶かしてしっかりとつけ置きしましょう。浸け置き後はスポンジやブラシでしっかり汚れを落とします。
コンロ台の上も洗剤をつけて拭きあげましょう。水拭きで洗剤分を取ったら必ず乾拭きしましょう。(写真のように拭き跡がなくなります。)
さて、これでコンロの隙間(コンロ台)の掃除が終わりましたが、このまま使うとすぐに汚れてしまいますよね。なるべく汚さないためのグッズがいくつかあるので紹介していきますね。
隙間ガードを使って埋める方法
ネットで検索してみると、コンロの隙間を埋めることのできるグッズが多数販売されています。これを使えば隙間を埋めてしまえる上にちょっとした調味料を置くことができます。デットスペースを生かせる便利グッズですよね。
コンロとの隙間もほとんどないので、隙間から汚れが落ちることもほぼありません。(年に一度は掃除しないとだとは思いますが。)
簡易版だとこんなものもあります。
ただ、ガス栓の位置によっては隙間ガードが取り付けられない場合があるので事前にガス栓の場所を確認しておきましょう。
隙間を徹底的に塞ぎたいなら、隙間テープを併用すると隙間を完全に塞ぐことができますよ。
隙間ラックを使って埋める方法
見た目は隙間ガードと同じなのですが、隙間ラックは開閉式でガス栓を閉めることができます。(ガス栓の位置によります。)
ガスの元栓を毎日閉めるのが日課になっている人はラックの方が使い勝手がいいでしょう。

写真のような状態だと、隙間ラックが収まりません。どうしても使いたい場合は隙間ラックの下に一枚板を敷いて底上げしましょう。
コンロの下の汚れをガードするには
なるべくコストをかけず、コンロの下も掃除したくない場合は、コンロの下にもマットを強いてしまいましょう。 もしも汚れてしまっても交換ができる状態にしておけば楽ができますよ。

ビルトインタイプのコンロの隙間掃除方法
ビルトインタイプになると、隙間掃除が少し細かくなります。コンロとキッチンが重なっている隙間部分は普段の掃除ではなかなか手が出ない細かい部分ですよね。
ここに油が溜まって汚くなってしまうのでここの掃除方法を詳しくみていきましょう。
見える部分だけ掃除をするなら、油用の洗剤をスプレーして歯ブラシなどでこすり落とすだけでもかなり綺麗になります。
洗剤をつけてブラシで擦っただけでかなりの汚れが出てきました。
見えない部分まで掃除をするなら、一度コンロを分解する方法がおすすめです。
ビルトインコンロを分解する方法
ビルトインコンロも実はとっても簡単に分解できます。使うのはプラスドライバー一本だけです。(私の家のコンロはドライバーすら必要ありませんでした。)
①五徳・排気口カバー・受け皿などを外す
②排気口カバーにネジが付いている場合はドライバーで取り外す。
③天板を持ち上げて取り外す
コンロの天板は乗っかっているだけでコンロの隙間に手を入れて持ち上げると簡単に外れます。
ビルトインコンロの隙間を掃除する手順
- スプレーをする
- ヘラなどで油をそぎ落とす
- スポンジとブラシで油を除去する
こびりついた油はヘラでそぎ落とすと掃除が楽になります。もしもヘラがない場合はカッターをヘラがわりに使うこともできますよ。天板は大きいので、お風呂場に持って行ってガシガシ洗ってあげると掃除が楽になります。
汚れが取れたら、タオルで洗剤分を拭き取れば完了です。外した順番と逆の手順で取り付けましょう。
また、掃除頻度を減らすためのグッズも売っていたので一緒に紹介しますね。
ビルトインコンロの隙間をガードする方法
ビルトインコンロやIH調理器の隙間にを保護してくれるテープが売っています。綺麗に掃除をしたあとにテープをしておけば、基本的には油もゴミも入り込まないので、掃除が圧倒的に楽になります。
ただ、使用者の口コミを見てみると、テープの取り付けが若干シビアなようですね。ちょっとしたコツが必要なので不器用な人には難しいかもしれません。(口コミは上の写真をクリックして楽天市場で確認することができます。)
コンロを綺麗に保つためのコツは
据え置き型もビルトインも綺麗に保つためのコツは変わりません。適度な掃除です。
- 毎日サッと掃除をする
- 月一で軽く掃除をする
毎日サッと掃除する方法は、キッチンで料理を作ったら、洗い物をするついでに、タオルでコンロやコンロの下を拭いてあげる方法です。
これを毎日やっていると、コンロやその周りの油がほとんどなくなってしまうので、掃除自体が楽になります。慣れれば、数十秒で終わるので、習慣化してしまいましょう。

月一で軽く掃除する方法は、月末や月初めに掃除する日を決めておいて、洗剤拭きで軽く掃除する方法です。コンロの下にマットをひいている人は交換するのもいいでしょう。
定期的に掃除をする場合は、料理の頻度によっても汚れ方が違うので、自分に合った期間で掃除をすると、ストレスも少なくなると思いますよ。
最後に
据え置き型のコンロは隙間が多く、周りの掃除も大変になるので、もしも古くなって買い替えを検討しているのなら、IHに変更するという方法もあります。
今は安いもので1万円ぐらいで販売されているものもあるので、かなり安くコンロを買うことができますよ。
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天板部分がフラットになるだけで、隙間掃除もコンロ自体の掃除もかなり楽になります。
コンロやその周りのギトギト油の掃除に使う洗剤は、
重曹、セスキ炭酸ソーダやアルカリ性洗剤を使いましょう。
隙間を綺麗に掃除をしたら隙間を埋める隙間ガードを使ってコンロの隙間を綺麗に埋めれば、掃除の手間がなくなります。
ビルトインコンロの場合は、天板まで分解して徹底的に掃除をすると、隙間まで簡単に綺麗にすることができますよ。