先日ハウスクリーニングに伺った部屋でものすごいカビだらけの部屋に当たったことがありました。特にひどかったのがトイレの壁だったのですが、間取りを見る限り、すぐ隣に一軒家が立っていて日がが入らない状態で、湿気が溜まったのが原因だと思います。
カビはいきなり増えることはありませんが、放置すれば、取り返しのつかない状態になることもあります。もし壁紙にカビを見つけたら早めに対処するのがおすすめです。
また、壁紙のカビの落とし方はカビの発生具合で変わってきます。ここでは
- カビが発生する原因
- カビを放置するとどうなるのか
- カビの落とし方
- カビを生やさないための予防法
をお伝えしますよ。カビに困っている人は参考にしてみてくださいね。
壁紙にカビが発生する原因
カビが発生する原因はいくつかあり、
- 湿度・湿気
- 部屋の間取り
- 換気不足
- 漏水
が挙げられます。
いつも換気をしているのにいつの間にかカビが発生してしまった。そんな経験ありませんか?換気扇を回しているだけでは不十分な場合もあります。換気扇に頼り切るより、窓を開けて換気した方が、部屋の湿気を逃がしてくれ、効果が高くなります。
私が行ったアパートは昼間でも日光が入らない場所があり、部屋全体が暗いイメージでした。特にお風呂の隣にトイレがあったので、湿気が溜まりやすい環境が揃っていたんでしょう。壁紙がカビてしまっていました。完全に間取りが悪かった一例ですね。
時折、上の階から漏水で水が落ちてくるなんてこともあります。ただこの場合は自分に非がないのでタダで直してもらえるので、きちんと不動産屋さんと話をすれば大丈夫だと思います。
カビを放置しているとどうなる?
カビ菌は放置すればだんだんと増え続けます。壁紙交換ぐらいならまだしも下地の交換になるとかかる費用も大きくなります。
またカビが繁殖すると、ダニも一緒に増えていきます。ダニの死骸や糞が部屋に増えると、ハウスダストで体調を崩す原因にもなるので、早めの対処が必要になってきます。
壁紙のカビ取りに使う洗剤5選と落とし方
カビの発生具合で落とし方が変わってきますが、出来たばかりのカビはタオルで拭いただけで取れることもあります。まずは濡れたタオルで拭き取ってみてそれもで落ちなかったら以下の順番で洗剤を試してみてください。
消毒用エタノールスプレー
水とエタノールの割合は
110ml:90mlです。
ボトルの中には水を先に入れてからエタノールを入れましょう。エタノールを先に入れると容器が傷みやすくなっていまします。
- スプレーをカビのある壁に吹きかけます。
- 柔らかい歯ブラシで軽くこすります。
- タオルで浮き上がったカビを拭き取ります。
お酢スプレー(クエン酸スプレー)
お酢と水の割合は
10ml:30mlです。
カビの量に応じて作る量を加減してください。
- スプレーをカビのある壁に吹きかけます。
- 柔らかい歯ブラシで軽くこすります。
- タオルで浮き上がったカビを拭き取ります。
カビキラーは使い方に注意
カビに対して絶大な効果を発揮するカビキラーですが、壁紙に対しては注意が必要です。基本的には水で十分に洗い流すことを想定して作られているので、壁紙に使うと、匂いが残ったり壁紙が痛む原因になります。
もし使うときは換気扇のある場所で、少量ずつ試して使うことをおすすめします。
- カビキラーをカビのある壁にスプレーします。
- ラップでパックをします。(5分放置)
- 柔らかい歯ブラシで軽くこすります。
- タオルで浮き上がったカビを拭き取ります。
- 匂いが残らないように濡れたタオルで何回か拭きあげます。
最終手段は強力カビ取り剤
価格 1980円
市販でもネットでも販売されていますが、壁紙にも使える塩素系漂白剤があります。どうしても取れないカビに対して使ってみてください。値段が高いのがかなりネックですね。
- カビホワイトをカビのある壁にスプレーします。
- ラップでパックをします。(15分放置)
- タオルで拭き取ります。(塩素臭が消えます。)
- 匂いが残らないように濡れたタオルで何回か拭きあげます。
カビを発生させないための予防法
カビを綺麗に除去できても、環境が同じなら、また同じことの繰り返しになってしまうこともあります。カビが発生しにくい環境を整えて予防する方法も見ていきましょう。
除湿する(除湿機を使う)
部屋に湿気がたまる原因の1つにファンヒーターなどの暖房器具が挙げられます。外気との温度差があればそれだけ湿気がたまる場所が出てきます。普段陽の当たりにくい場所に除湿機を置いて湿気を取り除くのも1つの手です。
換気する(サーキュレーター)
換気扇だけの換気では不十分なので、必ず、窓を開ける換気をしましょう。サーキュレーターで風の流れを作ってあげれば部屋の空気を丸ごと入れ替えることもできますよ。
家具に隙間を作る
壁と家具の間は湿気が溜まりやすい場所です。模様替えをするつもりで、家具と壁の間に隙間を作ってあげましょう。5㎝〜10㎝ぐらい離すと湿気が溜まりにくくなります。
結露対策をする
冬時期になると窓の結露からカビが発生することもあります。窓用の結露防止グッズを使ってこまめに結露対策をしましょう。
室内干しするときは除湿機も
外の天気が悪いと部屋干ししか手段がないのですが、どうしても部屋干しするときは除湿機も一緒に回して湿度が上が李すぎないようにしましょう。
最後に
カビは初期の段階で対処すれば少ない費用で除去することができますが、面倒だと放っておくと、壁紙交換になったり、下地まで腐ってリフォームしなければいけなくなる可能性もあります。
カビの発生しやすい場所は常に換気をするように努めて、湿気がたまらないようにしたいですね。
私の部屋も窓の結露がすごいので、カビが発生しないように適度に掃除をしておこうと思います。
日々のちょっとした一手間で、カビ対策できるので一緒にやっていきましょう。