こんにちは、日々ハウスクリーニングでエアコンの分解洗浄を行なっているハブオと言います。エアコンのカバーを外すことって普段ないと思いますが、自分でも簡単に外せるって知ってました?
お掃除機能無しタイプのエアコンなら5分〜10分あれば外すことが出来ます。しかも使う道具はドライバー1本だけです。今回この記事で紹介するのは、お掃除機能無しの一般的なエアコンのカバーの外し方です。メーカーによってネジの数や場所が変わりますが、基本的なやり方は同じなので参考になりますよ。
また、お掃除機能付きのエアコンのカバーの外し方が書いていない理由は、外し方がとても複雑でメーカーによって外し方が全く違うからです。
試しに外してみたはいいけど元に戻すことが出来なくなったなんてこともよく聞くので、個人的にはプロに依頼した方が無難だと思っています。
また、エアコンカバーを外すメリットとして、
- カバーを水洗いすることができる。
- 本体の熱交換器を自分で洗浄することができる。
ちょっとした注意点はありますが、プロに依頼すると1万円以上かかる費用を千円以内で抑えることもできるので覚えておくと便利ですよ。
最初はエアコンの前面パネルとフィルターの外し方から見てきましょう。
前面パネルとフィルターの外し方
最初にエアコンの前面パネルから外していきます。ここは工具も何も必要ないので誰でもできるところですよ。安全のためにエアコンのコンセントを抜いて電気が流れないようにします。
前面パネルを順番に外していきます。
側面にくぼみがあるのでそれを手前に引っ張ればパネルが開きます。
前面パネルを外すにはパネルの両側の引っ掛かりを取る必要があります。矢印の方向に少し力を入れれば簡単に取れますよ。
パネルが取れたらエアコンフィルターも外していきます。
ルーバー(吹出し口)を外す時は要注意
ルーバーとはエアコンの吹き出し口の羽の部分です。ここはとても壊れやすい場所でプラスチックが劣化していると簡単に折れてしまいます。ちょっと難しいかもと感じたら無理せずにそのまま掃除するようにしましょう。
ルーバーは写真の3か所で止まっています。外す順番は
- 中央
- 左側
- 右側
になります。
まず中央の部分から外していきますが、写真のような形状のものが一番壊れやすいので注意してください。本体のプラスチック部分を曲げてあげないと取れないので、取れそうにないなと感じたら無理はしないでください。
もしも折れてしまったら瞬間接着剤で取り付けて、その後はいじらないようにしましょう。
中央が外れると両端の部分は簡単に取ることができますよ。右側はルーバーを少し曲げて取り、左側は引っ張れば取ることが出来ます。
本体のカバーを外す
本体カバーはネジとプラスチックの爪で引っかかっています。まずはネジから外していきましょう。
ネジは2か所〜3か所ありますが、写真のタイプは2か所のものでした。
プラスドライバーでネジを外し、上部の爪の部分も外していきます。天井との隙間がないとこの部分が外れにくいのでこれも無理はしないでください。
写真の部分に手をかけて斜め上方向に持ち上げるように引っ張るとガコッと取れるようになっています。これが少しコツがいる部分ですね。慣れないと全然取れませんが頑張りどころです。
参考になりそうな動画を見つけたので外れない場合はチェックしてみてください。
外したカバーはこんな感じです。
赤丸の部分が爪の引っかかっていた場所になりますよ。
順番にカバーを外すと本体は下の写真の状態になります。赤丸で囲った部分が熱交換器で、部屋の空気を冷やす重要な部分になってきます。この場所の掃除は後述させてもらいますね。
外したカバーとフィルターは全て丸洗いしよう。
カバーもルーバーもすべて水洗いが可能です。お風呂場や外でガシャガシャ洗っても問題ありません。最後に水で流してタオルなどで水分を綺麗に取りましょう。
ブラシを使うと手に入りにくい部分まで簡単に掃除が出来ますよ。
フィルターは定期的に掃除機をかけるだけで綺麗になる
フィルターはカバーを外さなくても掃除ができる部分なので定期的に掃除機をかけてあげるとエアコンの効きも良くなります。
綺麗に吸うコツは、フィルターの下に新聞紙を敷いて空気が漏れないようします。新聞紙が蓋がわりになるので、フィルターのホコリをしっかりキャッチしてくれますよ。
ヤニや油汚れが付いている場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
熱交換器を掃除したいとき
前述で熱交換器の場所を説明しましたが、自分で洗浄する場合は、ホームセンターで売っているエアコン洗浄スプレー1本で1台分の掃除をすることができます。ただし、プロの内部洗浄とは根本的にやり方が違うので、目で見えない内部まで徹底的に綺麗にしたいのであれば、プロに相談することをおすすめします。
エアコン洗浄スプレーは熱交換器から5㎝離してスプレーしましょう。これを一本なくなるまで丁寧に熱交換器に吹きかけて完了です。
最後に
エアコンカバーの外し方を説明していきましたが、最悪カバーが外れなくてもやれる範囲で掃除をしてもらえれば十分だとは思います。無理してカバーを壊してしまうと部品交換で出費が増えてしまいますからね。
かく言う私も、エアコン清掃初心者の時はカバーを割ったり、壊したりしていたので、最初はコツがいるんだとしみじみ感じています…
エアコンカバーを外す際の注意点や手順をまとめると、
- 前面パネルを外す
- フィルターを外す
- ルーバー(吹出し口の羽)を外す。(壊れやすいので無理はしない)
- カバーを外す際はちょっとしたコツがいるので動画を参考に外してみる
- 外したパーツは全て水洗いする
- 洗ったら水分をよく拭き取る
- 本体の熱交換器は専用スプレーで洗浄する
熱交換器の洗浄は使う頻度にもよりますが2年〜3年に1回をおすすめしています。吹き出し口にカビが生えて来たり、エアコンの風がカビくさいかも!と思ったら掃除の時期だと思っていてくださいね。